3作連続弾き語りシングルリリース企画『踏み出すチカラになる』の第2弾が開催される6/23まで、あとちょっと。
4/23の第1弾では、嬉しいこともあったけれど、悔しい想いもたくさんしました。
そして次の6/23までも、たくさん自分の弱さと戦いながら準備をしてます。
5月の頭には、声が出なくなって。
(すぐ病院に行って診てもらって、声帯や喉に異常がなくてホッとしたけど…)
昨年の11月にも実は声が枯れてしまったことがあって、その時は自分の喉を過信して無茶したので、
今回はとにかく休ませなくてはと一週間くらい歌うのを我慢しました。
そして、よーくわかりました。
いま自分にとって歌えないということがこんなにも一番辛いんだって。
最近よく周りにも話すようになったけど、
他のみんなより上手くできることが少ないわたしは、小さい頃から唯一がんばれるのは歌うことで。
歌うことが一番楽しくて、一番頑張れて、一番輝ける。
でもね、、
歌うことは大好きだけど、
曲を作ることにはとても苦手意識があって。
そんなわたしが、今回のリリース企画では、
3作にそれぞれ新曲を入れる決意をしました。
ピアノを弾くことにもすごくすごく苦手意識があります。
だけど、3作のシングルはすべてグランドピアノの弾き語りで挑戦することにしました。
大好きな歌をもっと追究するためには、苦手なことにも弱い自分にもちゃんと向き合わなくてはと思っての決断。
そんななかで4/23にリリースしたシングルの「ここにいるから」は、わたしにしては比較的スルッと書けた曲でした。
活動をしている中で、根っこにあるとっても素直な感情だからかなと思います。
…だけど今回は違った。
何を書いたら正解なの?小鳥遊ふみが歌うべきはどんな曲なの?ピアノが上手でもないのに、自分で弾いていいの…?
考えても考えても分からなくて、こんな時に声が出なくなったりというのも重なって、ものすごく悩んで、
自分の周りにいる色んな大切なひとたちにたくさんたくさん相談しました。
でも、どんなに悩んでも相談しても答えは出なかった…
そして…
そのままレコーディングの日になって。
とにかく、これを越えたときに新しくわかるものがあるんだろうなって、強くなれるんだろうなって、言い聞かせるしかなかった。
でも。マイクの前で、その湯気が上がるどころか煮立たせている途中くらいの新曲の、音を出してみたとき。
不思議な感覚なんだけど、なんだか演奏している自分がすごくナチュラルで。
自然と出てくるんだ、こういう音を出したらいいっていうのが。
これはまた新しい経験だったし、レコーディングが終わったあとは浄化されたような気持ちでした。
そして自分で言うのもむず痒いけれど、
…とても良い作品ができたなって思える。
“これが小鳥遊ふみの曲です”と、自信を持ってお届けできる一曲。
それが、新曲の「午前四時」
その名の通り、毎日午前四時を過ぎるまでピアノの前で粘りました。
わたし、体質が夜行性なんだけどね、
夜が更けるほどに冴えてきちゃって、どんどん寝られなくなるんです。
というか逆に、太陽が出ている時に作業とか進まないんです…
そんなふうに世界と違う動きをしていることが、なんとなく自分にも周りにも悪いことをしている気がして。
そしてカーテンの外に太陽が昇ってしまうと、
ああ、またか……って。
そう思ってました。
だけどある日、
じゃあ思い切って外の光見てみようじゃないか!!って思い立って、外に出てみた。
そしたらね…
午前四時の空が、空気が、温度が、音が、
“うわぁ、キレイだなぁ…”って思ってしまったんだ。
負としか思っていなかったものに、思いがけず感動したら、、
なんだか自分が一歩進めたような気がした。
最近は、日が昇るまで起きていたときには思い切って外に出て、
空の写真を撮るのにハマっています。笑
これはオススメ。
その写真を、新曲の歌詞といっしょにSNSでアップしてるので、もし朝まで起きていたときには覗いてみてね。
空は、同じ午前四時でも毎日表情が違って、
たった数分の間にもどんどん変わって、
でもね、どんな空もほんとにキレイなんです。
もともと広い空の下で育ったんだけど、
大人になったあるときに、”あれ、わたしってもしかして空が好きなのかな”って気が付きました。
空を見上げて励まされること、たくさん。
だから、もっと空の曲書いてみようかな〜。
そして今回のシングルに挿入するもう一曲の「Fighting Spirits」は、
シンガーソングライターとして活動をする中での気持ちを、これまた素直に込めた曲。
ついついキレイごとばっか言ってしまうけど、
どの世界もキレイなことばかりじゃないし、
常にぬくもりに囲まれているわけにもいかない。
貰った愛や恩を早く返したいという気持ちは募るばかりで、
でもそうやって振り返ってばかりだと不安や焦りにのまれてしまうから、時に忘れたフリをして、必死に前を見て歩いていく。
ポップな曲調で華やかに見せながらも、葛藤や決意を滲ませている、
まさに等身大のわたしそのまんまの曲なんです。
前作の優しさや温かさのこもったイメージの2曲とはまた違う、
でも変わらずわたしのリアルが溢れた新たな2曲を、楽しんでもらえたらなと思ってます。
苦しい日々も、たくさんの大切なみんなが、励まして支えて応援して見守ってくれて。
その日々はいつのまにか、かけがえのない日々になり、みんなを大切にしたいという想いは一層強くなりました。
また一歩踏み出すチカラをくれてありがとう。
わたしは確かに歩んでいるよ。
一人ひとりにしっかりと、わたし自身が奏でる音で、それを伝えたい。
そして、このパワーが今度はみんなの歩むチカラになってくれますように。
前回の第一弾はアコースティックバンドでお送りしましたが、今回の第二弾は、わたしの弱さをさらに乗り越えて進むために、ピアノ弾き語りで挑みます。
まだ小さな光しか灯せない小鳥遊ふみの、これからの一歩一歩には、あなたのチカラが必要なんだ。
きっと必ず返すから。
心から、お待ちしています。
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2018.6.23(土)
会場:北参道 ストロボカフェ
小鳥遊ふみレコ発企画
『踏み出すチカラになるVol.2』
開場12:30 開演13:00
ticket 前売¥2,500 当日¥3,000(各+1ドリンク代)
出演:成田あより、橋本優紀、朱里乃、小鳥遊ふみ(出演14:45〜)
↓ご予約はコチラから